2018「第16回世界女子ソフトボール選手権大会」担当記録員選考会を実施
全国各都道府県支部の推薦を受けた精鋭40名が選考会に参加
記録員としての「資質」「実力」が問われる厳しい選考内容が課された
試験と並行し、厳正な審査・採点が進められた
世界的なビッグイベントが目白押し。それだけに「公式記録」の価値も高まる。
「迅速・正確」な公式記録の提供をめざし、進め! 記録委員会!!
去る12月23日(土)・24日(日)、来年8月に開催の迫った「第16回世界女子ソフトボール選手権大会」(大会公式サイトはこちら)の「公式記録」を担当する記録員を選出する選考会が、「第16回世界女子ソフトボール選手権大会」の準備に奔走する一般社団法人「第16回世界女子ソフトボール選手権大会組織委員会」が本拠地を置く千葉県千葉市の「千葉県総合スポーツセンター」内の宿泊研修棟で実施された。
選考会には、全国各都道府県支部協会から推薦された40名の「精鋭」記録員が参加。大会の「公式記録」を担当する記録員をめざし、合格者15名の「狭き門」に挑んだ。
2018「第16回世界女子ソフトボール選手権大会」は、来年8月2日(木)~12日(日)、千葉県下の4市(千葉市/ZOZOマリンスタジアム、成田市/ナスパ・スタジアム、習志野市/秋津野球場、市原市/ゼットエーボールパーク)を会場に開催される。
大会には、世界各地区の予選を勝ち上がった16チームが参加。「世界一」の座をめざし、文字通り「熱い戦い」が繰り広げられることになる。
また、すでに大会に参加する16チームのうち、すでにアフリカ地区代表の2チームを除く14チームが決定。参加チームは下記の通り。
・ホスト国 日本
・ヨーロッパ地区(出場枠3) オランダ イタリア イギリス
・北中南米地区(出場枠5) アメリカ カナダ メキシコ ベネズエラ プエルトリコ
・オセアニア地区(出場枠2) オーストラリア ニュージーランド
・アジア地区(出場枠3) フィリピン チャイニーズ・タイペイ 中国
・アフリカ地区(出場枠2) ※未定
大会は、8月2日(木)に成田市のナスパ・スタジアムで開幕を迎え、翌3日(金)~8日(水)、予選ラウンドを成田市のナスパ・スタジアム、習志野市の秋津野球場、市原市のゼットエーボールパークの3会場で実施。決勝ラウンドは8月10日(金)~12日(日)の3日間、千葉市のZOZOマリンスタジアムで開催される予定となっている。
また、まだ「最終決定」は出ていないが、「2020東京オリンピック」出場権をかけた「一次予選」となる可能性が高く、大きな注目を集めることは間違いない。
それだけに、大会の「公式記録」を担当する記録員の果たすべき「役割と責任」は非常に大きなものがあり、多くのメディア、報道陣が注目する大会だけに、その迅速な対応や記録の正確性を問われることにもなる。
その「選考試験」とあって、12月23日(土)・24日(日)の2日間の日程も息つく間もなく「試験」の連続。日本女子ソフトボール1部の実際の試合の映像を見ながら記帳・集計を行う試験を皮切りに、プレーイングルール、スコアカードの点検、難解・間違いやすい事例に関する試験等、「世界規模の大会の公式記録を担当するにふさわしい担当記録員」を選出すべく、様々な角度から「記録員としての資質」「記録員としての実力」が検証される試験が課された。
今回の選考会に「合格」し、来夏の「第16回世界女子ソフトボール選手権大会」で「公式記録」を担当できる記録員は15名程度。競争率は高く、まさに「狭き門」の厳しい選考会となったが、今後、この世界選手権を皮切りに、オリンピックへ向け、各種メディア・報道陣の「ソフトボール」への注目・関心も高まり、その報道対応も従前以上に「迅速・正確」が求められるようになるはずである。
それだけに……この「第16回世界女子ソフトボール選手権大会担当記録員選考会」を契機として、記録員一人ひとりが、より「迅速・正確」な記録を提供できるよう、その資質とスキルを高めていかなければならないし、記録委員会全体としても、大会の規模の大きさに応じた記録資料の配布や多様なニーズを想定したメディア対応、報道対応を考えていく必要がある。
今回、「初の試み」として実施された「第16回世界女子ソフトボール選手権大会担当記録員選考会」。これが今後の記録委員会のさらなる発展、記録員の皆さん一人ひとりの資質向上・技能向上につながることを期待したい。