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東京2020大会 1年前カウントダウンイベント
「東京2020オリンピック・パラリンピック復興ふくしま推進会議」&
「ふくしま大交流ミーティング~Tokyo 2020 1 Year to Go!~」を実施!!

女子TOP日本代表が「第3次国内強化合宿」を福島県福島市で実施

東京2020大会を1年後に控え、強化に励む!

ふくしま大交流ミーティング ~Tokyo 2020 1 Year to Go!~に
女子TOP日本代表が「パネリスト」として登場!!

女子TOP日本代表とともにパネリストを務めた
王貞治氏(左)、内堀雅雄福島県知事

尊敬し、「憧れの存在」でもある王貞治氏を前に
珍しく緊張気味の宇津木麗華ヘッドコーチ

東京2020ラッピングバスが突然の豪雨の中でお披露目

オリンピック試合会場となる「あづま球場」に場所を移し、
地元・福島の小・中・高校生と女子TOP日本代表が交流

改修進む「あづま球場」を全員で視察し、「1年後」に思いを馳せる

 去る7月24日(水)、福島県福島市「ホテル福島グリーンパレス」を会場に、「東京2020オリンピック・パラリンピック復興ふくしま推進会議」&「ふくしま大交流ミーティング~Tokyo 2020 1 Year to Go!~」が実施された。

 福島で「第3次国内強化合宿」を実施中の女子TOP日本代表は、「ふくしま大交流ミーティング~Tokyo 2020 1 Year to Go!~」のパネリストとして、現在、世界少年野球推進財団理事長を務める「世界のホームラン王」王貞治氏(ソフトバンクホークス球団会長)、内堀雅雄福島県知事とともに登壇。フリーアナウンサー・住吉美紀氏が司会・進行を務め、パネルディスカッションが行われた。

 まず内堀雅雄福島県知事が、「東京2020大会のソフトボール6試合・野球1試合が福島で行われ、私たちの目の前でその競技が行われるということは大変な喜びであり、是が非でも成功させたいと思っています。特にソフトボールは7月22日、東京2020大会のすべての競技のトップを切ってスタートすることになります。それだけに大事な意味を持っていると思いますし、試合会場となるあづま球場の整備にも万全を期しておりますし、今日ここに集っていただいた皆さんをはじめ、県民を挙げて大会へ向かう機運を盛り上げていきたいと思っています。また、ソフトボール・野球を実施することで福島の復興を世界中に発信する絶好の機会でもあると考えています」と大会にかける意気込みを語り、「そのきっかけを作ってくれたのが王さんで、当初、オリンピック競技から除外されていた野球・ソフトボールを東京2020大会の追加種目とするための大きな力となってくれました。そのおかげで縁あって福島で開催する運びとなりました」と、追加種目での野球・ソフトボールのオリンピック競技「復活」、福島開催の経緯を語った。

 王貞治氏は、「オリンピック競技から除外されて初めて、事の重大さに気づいたというか……。それまで『あって当然』『出て当然』だったものがなくなって初めて『これじゃいけない』と野球界が復活へ向けて力を合そうと一つになることができました。ただ……東京の次のパリではまた競技から外されてしまった。そういう意味ではまだまだ力不足なのだとも感じていています」と、東京での競技「復活」を喜びながらも、パリでの再びの競技除外に無念さを滲ませていた。

 続いて、女子TOP日本代表の面々がコメントし、チームの「キャプテン」を務める山田恵里選手は、「北京を最後にオリンピック競技から外れていたソフトボールが東京で『復活』し、日本での開催となり、たくさんの皆さんに直接競技を見ていただけるということを嬉しく思います。それだけに皆さんへの『感謝』と『恩返し』したいという気持ちが強くあり、やはり『金メダル』を獲ることが一番の恩返しになると思っています」と、大会へ向けた「決意」を語った。チームの「主砲」である山本優選手は、「オリンピック競技から除外されたことで、その間、競技人口も減ってしまっています。それだけにオリンピックの舞台を多くの子どもたちに観てもらい、『ソフトボールをやりたい!』という子どもが一人でも増えてくれたら……と願っています」とコメント。選手一人ひとりが大会へ向けた「想い」を語った。

 また、最大の「ライバル」となるアメリカの印象や戦い方、福島の印象等についても話題が及び、アメリカについては「相手のパワーをいかに封じ、発揮させない戦い方をするか」「日本には日本の良さがあり、その特徴を活かした戦い方をしたい」といった意見が多く、福島の印象については「ごはんが美味しい!」「水も美味しい!!」「食べ物が何でも美味しい!!!」と福島の「食」を最高評価。また、今回の合宿で出会った福島の皆さんの「温かさ」を実感するコメントが異口同音に発せられる等、福島での合宿での「充実度」が伝ってくるシーンが何度も見られた。

 王貞治氏は女子TOP日本代表の面々を「連帯感があり、自信に溢れている」と絶賛。自らが2006年の「第1回ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で監督として日本を優勝に導いた経験を踏まえ、「選手が気分良く、思い切りプレーできる環境を作ることが大切で、普段通り、持てる力を発揮できるようにすることを第一に考えてあげてほしい。どっちみち、できることしかできないし、普段やらないようなこと、普段以上のことを求めても選手が混乱するだけ。自分が見込んで選んだ選手たちを信じ、最後まで戦い抜くことが重要」と宇津木麗華ヘッドコーチにアドバイスを送る場面も。これを受け、宇津木麗華ヘッドコーチは「自信を持って本番を迎えられるよう、1年間努力していきたい」と力を込める一方、「尊敬し、憧れの王さんを前にして、私はこんなに緊張しているのに……。普通に話している選手たちはスゴイと思います」と、選手たちに頼もしさも感じた様子。1年後の大舞台へ向け、決意を新たにしていた。

 この後、「東京2020ラッピングバス」(福島市、会津若松市、いわき市と東京の間をそれぞれ往復する3台の高速バスをラッピング)がお披露目されたが、天候が急変。猛烈な雨の中でのお披露目となり、「ふくしま大交流ミーティング~Tokyo 2020 1 Year to Go!~」に参加した小学生ソフトボーラーを乗せ、「旧国立炬火台(1964年東京大会聖火台)除幕・点火式」へと向かったが、悪天候のため、やむなく中止。
 「オリンピック本番」の試合会場となる「あずま球場」のブルペンを利用し、小・中・高校生と女子TOP日本代表選手たちとの交流イベントを実施。小・中・高校生からの「質問」に女子TOP日本代表選手たちが答える形で進められ、バット、ボールを手にしての「実技指導」にまで発展する場面も……。最後は小・中・高校生に選手たちがその場でサインしたサインボールがプレゼントされた。

 交流イベントを終えた女子TOP日本代表の宇津木麗華ヘッドコーチ、選手たちは全身で改修の進む「あづま球場」を視察。それぞれのポジションに散り、人工芝の感触を確かめる等、1年後の「戦いの舞台」に立ち、オリンピック「本番」への想像をかきたて、イメージを膨らませていた。

第3次国内強化合宿参加メンバー

選手

No. 守備 氏名 所属名
1 投手 岡村 奈々 日立
2 尾﨑 望良 太陽誘電
3 勝股 美咲 ビックカメラ高崎
4 濱村 ゆかり ビックカメラ高崎
5 藤田 倭 太陽誘電
6 捕手 青木 千春 太陽誘電
7 我妻 悠香 ビックカメラ高崎
8 清原 奈侑 日立
9 内野手 渥美 万奈 トヨタ自動車
10 市口 侑果 ビックカメラ高崎
11 川畑 瞳 デンソー
12 洲鎌 夏子 豊田自動織機
13 内藤 実穂 ビックカメラ高崎
14 山本 優 ビックカメラ高崎
15 外野手 江口 未来子 豊田自動織機
16 原田 のどか 太陽誘電
17 森 さやか ビックカメラ高崎
18 山崎 早紀 トヨタ自動車
19 山田 恵里 日立

スタッフ

No. 役職 氏名 所属名
1 チームリーダー 矢端 信介 日本オリンピック委員会
2 ヘッドコーチ 宇津木 麗華 ビックカメラ高崎
3 アシスタントコーチ 山路 典子 太陽誘電
4 アシスタントコーチ 田上 美和 戸田中央総合病院
5 マネージャー 柳川 直子 ビックカメラ高崎
6 トレーナー 安部 容子 ティムコーポレーション
7 トレーナー 村上 純一 デンソー
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