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オリンピック直前企画 「メダルの行方を占う」前編:予選リーグ展望

日本、予選リーグ初戦の相手はオーストラリア

毎年、1月下旬~2月上旬に実施される「恒例」のオーストラリア遠征の国際大会ではオーストラリアに「負けなし」の状態

予選リーグ第2戦、メキシコ戦の「カギ」を握る二人
ダニエル・オトォール(左)、ダラス・エスコベド(右)

メキシコ投手陣を日本打線が攻略できるかが「焦点」に!

イタリア戦は藤田倭、後藤希友の「奮起」に期待!!

カナダの「ホーム」で開催される、伝統の「カナダカップ」でも実質「6連覇」を達成する等、対戦成績は圧倒している

予選リーグ最終戦を「全勝」で迎えることができれば……
「期待の大型左腕」後藤希友の先発もあり得る???

アメリカの「スーパースター候補」レイチェル・ガルシア
選手層の厚いアメリカで出場機会をつかめるか!?

いよいよ……日本の「金メダルへの挑戦」がはじまる!

 7月21日(水)、「東京2020オリンピック」すべての競技に先駆け、「開幕」を迎えるソフトボール競技。ここでは、そのソフトボール競技の試合スケジュールを追いながら、過去5年(2016年以降)の各種国際大会での試合結果等を検証した上で、日本の「金メダルへの道」を探ってみたい。

・大会第1日(7月21日/月) 福島県福島市・福島あづま球場

第1試合  9:00 オーストラリア vs 日本
第2試合 12:00 イタリア vs アメリカ
第3試合 15:00 メキシコ vs カナダ

 日本は大会初日、午前9時からの第1試合に登場。文字通り「開幕戦」でオーストラリアと対戦することになる。オリンピック過去4大会(1996アトランタ、2000シドニー、2004アテネ、2008北京)は8チームによるシングルラウンドロビン(1回総当たり)方式の予選リーグ、ページシステム(敗者復活戦を含むトーナメント)による決勝トーナメントで最終順位を決定する試合方式が採用されていたため、例えばシドニー・オリンピックでは、4勝3敗の4位で決勝トーナメントに進出したアメリカが金メダルを獲得しているが、今回の「東京2020オリンピック」の試合方式では、そのようなことは起こり得ない。「ブロンズメダルマッチ」(3位決定戦)も「ゴールドメダルマッチ」(決勝)も「一発勝負」で行われるため、予選リーグ「2位以上」でなければ、その時点で金メダル獲得の可能性は「消滅」することになる。過去4大会のように、「最悪4位以上になっていれば……」という発想は通用しないことになる。そうなると自ずと戦い方も変わってくる。予選リーグ「8試合」→「5試合」と試合数が3試合減り、ページシステムの採用もないとなると、「金メダル獲得」のためには、「全勝」もしくは「1敗」までしか許されないと考えておいた方がいいだろう。「2敗」となると他チームの「動向」に左右される要素が必ず入り込んでくることになり、「他力本願」となってしまうケースも考えられる。その意味では、まず予選リーグ最終戦で対戦する、金メダル争いの「最大のライバル」アメリカとの対戦までは「全勝」をキープしておきたいところである。
 日本の初戦の相手・オーストラリアは、過去のオリンピックでは「メダル争い」を繰り広げた「因縁の相手」ではあるが、現在の世界ランキングは「8位」。世界選手権でも2014年「第14回大会」での「3位入賞」を最後に、2016年の「第15回大会」では決勝トーナメントに進めず、予選リーグ敗退。2018年の「第16回大会」でも4位に終わり、日本との予選リーグの対戦でもコールド負けを喫する等、「世代交代」が思うように進まず、「メダル圏外」の成績に甘んじている。
 オーストラリアが南半球の国ということもあり、毎年1月末、2月初旬に「オーストラリア遠征」を組むのが「日本代表」の「恒例行事」のようにもなっていたが、その際に開催されていた国際大会では、2016年~2020年の5年間、オーストラリア代表戦を含む予選リーグはすべて全勝(30戦無敗)、2019年2月の大会のみ、チャイニーズ・タイペイに足元をすくわれ、準決勝で敗退しているが、その他はすべて「優勝」で、その間、もちろんオーストラリアには一度も負けていない。それもエース・上野由岐子「抜き」での結果であることを考えれば、ある意味「圧倒的」な結果といえる。
 かつて「メダル争いのライバル」だったオーストラリアだが、今では日本を「リスペクト」の対象、めざすべき「目標」とするまでになっており、オリンピック過去4大会で「死闘」を繰り広げていた頃からは、かなり両チームの「関係性」は変化してきている。
 日本リーグ「SGホールディングス ギャラクシースターズ」(今シーズンは日本リーグ2部)の「エース」カーヤ・パーナビー、「主砲」ステーシー・ポーター、日本リーグ1部「大垣 ミナモ」へ後半戦から参戦することが決っているエレン・ロバーツら、日本を「よく知る」選手がいるが、逆にいえば、日本の選手たちも日本リーグで「日常的に対戦している相手」であり、日本リーグでの結果を見てもわかる通り、決して「恐い相手」ではない。
 ただ……「13年ぶり」というオリンピックの舞台、初戦独特の緊張感、普段あまり設定されることのない「朝9時」という試合開始時間(日本リーグの第1試合は10時30分試合開始)、そして何より「コロナ禍」で海外遠征、国際大会への出場を繰り返し、「場慣れ」すること、「国際経験」を積むことができなかったこと等、「不確定要素」もないではないが、まず「日本の優位」は動かないだろう。
 第2試合はアメリカが順当に勝利を収めると見られ、第3試合がこの日「一番」の注目。「メダル候補」のメキシコとカナダがいきなり激突する。この試合に勝った方がグッと「メダル」に近づくと言っても過言ではないだろう。過去4大会「すべて」のオリンピックを経験し、世界選手権もここ2大会連続で「3位」となっている経験豊富なカナダか? それともオリンピック「初出場」ながらダラス・エスコベド、ダニエル・オトゥールらの強力投手陣を擁し、オリンピック「直前」の日本との強化試合(テストマッチ)の報道陣に公開された第2戦で8点を奪う「猛攻」を見せたメキシコか!? この試合の勝敗によってメダルの行方が見えてくることになりそうだ。

・大会第2日(7月22日/木) 福島県福島市・福島あづま球場

第1試合  9:00 アメリカ vs カナダ
第2試合 12:00 メキシコ vs 日本
第3試合 15:00 イタリア vs オーストラリア

 第1試合のアメリカとカナダの対戦は、カナダは仮に前日のメキシコ戦に敗れていた場合、このアメリカ戦で「2敗目」となる可能性が高く、「メダル候補」に挙げられながら、早くもここでメダル争いから「脱落」といったケースもあり得る。
 日本はこの「福島ラウンド」2戦目が「最大のヤマ」。この2試合を「連勝」で乗り切れば「先」が見えてくる。
 問題はメキシコがどんな投手起用を見せるか……である。前日のカナダ戦の持つ意味がメキシコにとっては大きいだけに「総力戦」で力を使い果たしてくれていると、日本にとっては「ラッキー」なのだが。どちらにしても、カナダ戦は「落とすことのできない試合」だけに、その試合の投手起用によって、日本戦に登板する投手は絞りやすくなるのではないだろうか。報道陣に公開した強化試合(テストマッチ)では攻守に精彩を欠いてしまったが、「非公開」で行われたメキシコとの第1戦は8-0で大勝、第3戦も5-3で勝利している。特に、第1戦はメキシコの「エース」ダラス・エスコベド、かつて「アメリカ代表」にも名を連ねた「左腕」ダニエル・オトゥールを打ち込んでのものだったと宇津木麗華ヘッドコーチが記者会見で語っていたこともあり、そこまで心配する必要はないのかもしれないが……中南米のチームは「ノリ」が良く、勢いに乗り始めたら手がつけられないところがある。それだけに開幕初戦のカナダとの試合結果によってもメキシコのチーム状態がかなり左右されることが考えられ、この試合においては「先取点」が重要な意味を持ってくる。相手に「行ける!」「やれる!!」と思わせないような試合展開に持ち込めるか否かが勝敗を左右する。日本としては「先手」を奪い、常に「日本のペース」で試合を運ぶこと、相手にリズムをつかませないことが大切になる。2016年以降の国際大会の対戦では、世界選手権も含め、日本の7戦全勝。この結果だけを見れば、「心配に及ばず」なのだが、ソフトボールは「投手力」が試合の結果を大きく左右する競技だけに、メキシコの「投手力」はやはり「要警戒」。日本打線がいかに攻略するかが、この試合の「焦点」となり、この試合の「勝敗」がメダル争いの行方を大きく左右する「大事な一戦」となりそうだ。

・大会第4日(7月24日/土) 神奈川県横浜市・横浜スタジアム

第1試合 10:00 オーストラリア vs カナダ
第2試合 14:30 アメリカ vs メキシコ
第3試合 20:00 日本 vs イタリア

 開会式を挟み、「戦いの舞台」を神奈川県横浜市・横浜スタジアムに移した「横浜ラウンド」初戦の相手はイタリア。世界ランキングは「9位」と今大会参加チームの中ではランキング「最下位」のチームだ。
 ここ数年の対戦では、2018年の「第16回世界女子選手権大会」では、日本が9-0の6回コールド勝ち。2019年、2020年の「アジア・パシフィックカップ」では2019年は予選リーグで11-1の4回コールド、2020年は予選リーグと決勝トーナメントで二度対戦し、2-0、3-2と日本が「連勝」しているものの、僅差のゲームを演じている。「ヨーロッパ選手権」で「連覇」を継続中の「ヨーロッパの雄」ではあるが、日本にとっては「勝たなくてはいけない相手」といえよう。
 この試合は、大会後半へ向け、「エース」上野由岐子を「より良いコンディション」で臨むことができるよう休ませ、藤田倭、後藤希友、両投手で一試合をまかなえるといいのだが……。この試合に良い形で勝つことで「弾み」と「勢い」をつけ、残る2試合、カナダ戦、アメリカ戦を迎えたいところだ。
 この日は第1試合でオーストラリア対カナダ、第2試合でアメリカ対メキシコと「好カード」が続く。この日の試合結果によって、「メダルの行方」がかなり鮮明に見えてくるのではないだろうか。

・大会第5日(7月25日/日) 神奈川県横浜市・横浜スタジアム

第1試合 10:00 オーストラリア vs アメリカ
第2試合 14:30 カナダ vs 日本
第3試合 20:00 イタリア vs メキシコ

 予選リーグ第4戦の相手はカナダ。日本、カナダがこの時点で「どんな状況にあるか」がまず注目すべき点である。日本は「当然」のことながら、オーストラリア、メキシコ、イタリアに勝ち、「3戦全勝」でこの試合を迎えたいところ。カナダはすでに「世界ランキング1位」アメリカとの対戦を終えていることを考えると、もちろん「3連勝」がベストだが、「2勝1敗」でこの試合を迎えることができていれば「想定の範囲内」、まだまだ「メダル圏内」にあるといえる。
 それだけに、この日本戦の「持つ意味」は大きなものがあり、その結果次第で「メダル確定」となる「ゴールドメダルマッチ」(決勝)進出の可能性も出てくる。逆に、初戦のメキシコ戦で躓くと、アメリカ、オーストラリアと続く対戦でも星を落とし、「3連敗」でこの試合を迎える可能性もあり得る。そう考えていくと、カナダにとって現実的に「ベスト」なシナリオが「2勝1敗」であり、「1勝2敗」になってしまうと「かなり厳しい状況」だと言えるだろう。
 日本はこの試合も勝って「4連勝」でまずメダルを「確定」させ、最終戦の結果に関わらず、「ゴールドメダルマッチ」(決勝)進出を決めてしまいたいところだ。
 カナダとの対戦は、2016年以降、世界選手権での三度の対戦を含め、日本の8連勝中。カナダの「ホーム」で開催されている、伝統ある大会「カナダカップ」でも、2017年まで「日本が出場した大会」に限れば「6連覇」を達成(2018年以降、日本は「カナダカップ」に出場していない。また、年度により日本が出場していない大会もあるので厳密には「連覇」とはいえないが……)。2004年のアテネ・オリンピックの予選リーグでは敗れているが、これは「例外中の例外」といった感がある。
 また、投手陣にローラン・レギュラー、ダニエル・ローリー、野手でもジェニファー・セーリング、ケイリー・ラフターら、2004年アテネ、2008年北京のオリンピックを経験した選手が多く、良くいえば「経験豊富」「百戦錬磨」の選手たちだが、逆にいえば年齢的には「ピーク」を過ぎた感があり、ここから「急成長」することや「大化け」「大爆発」するようなケースは考えにくく、そうなると今までの対戦結果、従前のデータ通りの試合結果に収まる可能性が高いといえるだろう。

・大会第6日(7月26日/月) 神奈川県横浜市・横浜スタジアム

第1試合 10:00 日本 vs アメリカ
第2試合 14:30 カナダ vs イタリア
第3試合 20:00 メキシコ vs オーストラリア

 日本は予選リーグ第5戦(最終戦)で金メダル争いの「最大のライバル」アメリカと対戦する。順当なら日本、アメリカ、両チームとも「全勝」でこの最終戦を迎えることが予想される。
 両チーム「全勝」でこの試合を迎えた場合、すでに両チームの「ゴールドメダルマッチ」(決勝)進出が決まっており、この試合はいわゆる「消化試合」となり、この試合の「勝敗」「結果」はさして意味のないものとなってしまう。
 そうなると、両チームとも「ゴールドメダルマッチ」(決勝)に戦力を「温存」し、日本は「エース」上野由岐子、アメリカはキャット・オスターマン、モニカ・アボットの「Wエース」をあえて登板させるようなことはしないだろう(よほど「調整」の必要性や本人の「希望」があれば、あえて登板させる可能性もあるが……)。
 この試合の結果、勝敗にあまりこだわる必要がないのであれば、「期待の大型左腕」後藤希友の「先発起用」といった「思い切った策」を取ることも十分に可能はずである。2019年「第13回U19ワールドカップ」の予選リーグのアメリカ戦が、ちょうどこの試合(あくまで両チーム「全勝」でこの対戦を迎えた場合だが……)と同じような状況で、両チームすでに「決勝進出」が決まっており、その「決勝」を睨んでの対戦となったことが思い出される。日本はアメリカ打線の「全貌」をつかむべく、あえて「エース」後藤希友を先発に立て、「チェンジアップ」を封印。「真っすぐ一本」で立ち向かい、ジュニアとはいえ、アメリカの強力打線を「力」で抑え込み、わずか1安打に抑え込んで見せた。そのピッチングはまさに「圧巻」の一言だった。
 もちろん「世界ランキング1位」で世界選手権「連覇」を成し遂げているアメリカを、ジュニアレベルと同列に並べては「失礼」にあたるが、「左腕」から繰り出される110km/hを超える快速球がどこまでアメリカに通用するのか、見てみたい気もする。「勝敗」も「順位」も考えなくていい状況になっているのであれば、この「オリンピック」という「最高の舞台」で、時代を担う「若き才能」に「チャンス」を与えてみても面白いかもしれない。

 アメリカにも「次代を担う」可能性、キャット・オスターマン、モニカ・アボット以来、現れていない「スーパースター」誕生を「予感」させる存在はいる。「リサ・フェルナンデス二世」といわれるレイチェル・ガルシアだ。リサ・フェルナンデスと同じ「名門」UCLAで学び、「同じ道」を辿っているだけでなく、実際にそのリサ・フェルナンデスの手ほどきを受けている(リサ・フェルナンデスはUCLAのコーチを務めている)。リサ・フェルナンデスと同じ「投打二刀流」でもあり、2018年の世界選手権決勝トーナメントで日本と二度対戦。決勝進出をかけた最初の対戦では、その「投打二刀流」の特徴を活かし、「投手」「OPO」(打撃専門選手)の「2つの顔」を使い分け、試合後半、要所でリリーフに立ち、日本の攻撃を寸断すると、最後は自らのバットで「力投」を続けた藤田倭からサヨナラ安打。「決勝」では同じ「投打二刀流」の藤田倭に同点ホームランを浴び、「やり返される」場面もあったが、テレビの生中継を見ていた男子TOP日本代表の「二刀流」松田光(2019年世界選手権準優勝、同年WBSC(世界野球ソフトボール連盟)年間最優秀選手/日本人としては2014年の上野由岐子に続き、2人目の栄誉)をして「この大会で最も印象に残った選手」と言わしめた「逸材」だ。
 選手層の厚いアメリカにあっては、なかなか登板機会・出場機会に恵まれないが(先ほどの世界選手権でも登板回数は6回2/3に過ぎず、打席数もわずか6打席、それでも投球回数の「倍」にあたる13三振を奪い、「唯一」の安打がサヨナラ安打と「大器」の片鱗は見せている)、この「オリンピック」という大舞台を契機に「スーパースター」への階段を昇り始めるとしたら、この選手ではないだろうか。

 今回のオリンピックは、どのチームも「ベテラン重視」のチーム編成で、イタリアを除く「すべてのチーム」の屋台骨を支え、チームの「骨格」を形づくっているのが、オリンピックを経験した「歴戦の勇者」たちである。それだけ「偉大な選手たち」であり、まさに各国の「レジェンド」的な存在となっている「証」でもあるのだが、やはり2012年ロンドン・オリンピック、2016年のリオ・オリンピックでオリンピック競技から「除外」されていた「空白の期間」が微妙に影を落としている、とも感じられる。ソフトボールが「オリンピック競技」であることで、その「夢の舞台」を目標に、選手たちは自らの身体を鍛え上げ、技術を磨き、高めてきた。選手たちが持つ素質や才能、能力といったものが、「オリンピック」という舞台をめざすこと、その舞台に実際に立つことで、その才能を最大限に「開花」させ、「覚醒」させることができたのではないだろうか。そして、その「記憶」と「経験」が、後に「レジェンド」の称号を手にするほどの選手に成長させる「ベース」となり、「バックボーン」となったと考えられる。
 2004年のアテネ・オリンピックを経験し、2012年の世界選手権で日本代表に「復帰」し、「キャプテン」を務め、42年ぶりの「王座奪還」「世界一」を勝ちとった岩渕有美氏(現・日本リーグ1部・ビックカメラ高崎 BEE QUEEN監督)でさえ、「オリンピックと世界選手権は全然違う」と語っていたことを思い出す。「オリンピック」という「夢の舞台」が選手たちをソフトボールへと駆り立て、どんなに苦しく厳しい練習に耐え得るモチベーションとなり、その記憶と経験を財産に選手寿命を延ばしてきた……それが今回の各国の「ベテラン重視」の選手編成・チーム編成につながっているともいえるのではないだろうか(後編:「ゴールドメダルマッチ」(決勝)展望に続く)。

(公財)日本ソフトボール協会 広報
株式会社 日本体育社「JSAソフトボール」編集部 吉田 徹

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