大会情報/競技部門
「全日本総合男子選手権大会」は1995年に創設された大会である。第1回大会~第38回大会まで「全日本一般男子選手権大会」と呼称されており、1993年に「日本選手権」(実業団、クラブ、大学、教員のチャンピオンチームを集めて行われていた大会)を統合し、「全日本総合男子選手権大会」に改称。今日に至っている。
「全日本総合男子選手権大会」は、サッカーでいえば「天皇杯」のような大会。大学、実業団、クラブ等、登録するカテゴリーは違っても、各都道府県予選・地区予選を勝ち抜きさえすればどんなチームでも大会に参加することができる。
現行のルールでは、日本男子リーグの上位8チームは予選なしで本大会から出場。前年度の優勝チーム・準優勝チームも予選を免除され、ストレートで本大会に出場することができる。
過去の大会では、1964年の第10回大会~1966年の第12回大会まで日新製鋼広島(中国地区代表)が「3連覇」を達成。また、1992年の第38回大会~1994年の第40回大会まで好投手・大村明久を擁した山形県庁(山形)も「3連覇」を成し遂げている。
2018年の大会では、2011年の第57回大会・2012年の第58回大会、2016年の第62回大会・2017年の第63回大会を制し「2度目の連覇」を果たした王者・平林金属(岡山)が史上3チーム目の「3連覇」に挑んだが、準決勝でトヨタ自動車(愛知)に敗れ、惜しくも第3位。代わって「2016年の世界ジュニア選手権優勝投手」小山玲央を擁し、大学選手権(インカレ)も圧倒的な強さで連覇した日本体育大(東京)が破竹の「快進撃」! YKK(富山)を2-0、ダイワアクト(佐賀)を2-1、ホンダエンジニアリング(栃木)を3-2、デンソー(愛知)を2-0、トヨタ自動車(愛知)を6-0と撃破する堂々たる戦いぶりで、見事「大学勢初の総合選手権制覇」という偉業を成し遂げた。
2021年は高知パシフィックウェーブ(高知)が10年ぶり5回目の「戴冠」、2023年はHonda(栃木)が4年ぶり5度目の優勝を飾るなど、日本リーグ勢が「復権」を果たしている。
2024