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令和元年度 女子GEM3(U18)日本代表
第1次国内強化合宿を実施!

令和元年度「女子GEM3(U18)日本代表」
第1次国内強化合宿を実施

今回の合宿は「実戦主体」のスケジュールが組まれた

大学・高校の強豪と3試合のテストマッチを実施

合宿最終日は「実戦」で洗い出された「課題」に取り組む

チームとしての「フォーメーションの確立」に時間が割かれた

短期間の合宿ではあったが「濃密な時間」を過ごした

(公財)日本ソフトボール協会・佐藤理恵女子強化委員長が
参加選手を激励! 「アジア」そして「世界」の舞台で活躍を!!

 去る10月21日(月)~23日(水)の3日間、東京都国立市の東京女子体育大学を会場に、「令和元年度 女子GEM3(U18)日本代表 第1次国内強化合宿」が実施された。

 この強化合宿には「令和元年度 女子GEM3(U18)日本代表」に、開催を直前に控えた「第8回女子U17アジアカップ」(11月4日/月・祝~9日(土)、中国・貴州省で開催。大会試合スケジュールはこちら)に出場する「令和元年度 女子GEM3(U17)日本代表」のメンバーを加えた20名が参加。次代を担う「ジュニア世代」の強化と大会参加へ向けた準備が行われた。

 今回の「第1次国内強化合宿」では、大会参加が近いこともあり、「実戦主体」のスケジュールが組まれ、(公財)日本ソフトボール協会・佐藤理恵理事(同協会選手強化本部会・女子強化委員長)が監督を務める東京女子体育大学が、合宿場所を提供し、その「対戦相手」を務めた。

 合宿初日(10月21日/月)、「大学ソフトボール界の名門にして強豪」東京女子体育大学の胸を借り、行われた「第1戦」は3回まで両チーム無得点。4回裏、東京女子体育大学が女子GEM3(U18)日本代表の守備の乱れからチャンスをつかみ、適時二塁打等で2点を先制。女子GEM3(U18)日本代表もその直後の5回表、4番・福田愛生のセンター前ヒットから反撃のチャンスをつかみ、次打者の内野ゴロの間に二塁へ進塁。二死後、7番・高橋舞里のライト前へのタイムリーで二塁走者が還り、1点差に迫ったが、反撃もここまで。「格上の強豪」を相手に善戦したものの、1点差で惜敗した。
 翌日が「雨」の予報ということもあり、当初この日は「1試合」の予定であったが、もう1試合行うことになり、「第2戦」は東京女子体育大学が3回表に長短打で1点を先制し、6回表にも1点を追加。女子GEM3(U18)日本代表も懸命に反撃を試みたが、打線が内野安打1本に抑え込まれ、0-2の完封負け。結果的には2試合とも敗れてしまったが、大学ソフトボール界で輝かしい「実績」を誇り、日本のソフトボールの「パイオニア」的存在でもある東京女子体育大学との対戦が実現したことは、選手たちにとっては「貴重な経験」であり、日本のトップレベルのソフトボールに触れるまたとない機会となった。

 合宿2日目(10月22日/火)は朝から雨予報……。テストマッチの実施は無理かと思われたが、女子TOP日本代表をはじめ、各カテゴリーが「強化拠点」として強化合宿・選考会等を行っている「天城ドーム」が使用可能との情報を得て、急遽移動。関係者の尽力もあり、「第8回女子U17アジアカップ」でヘッドコーチとしてチームの指揮を取る、佐藤洋介氏が「監督」を務める千葉経済大学附属高等学校が「対戦相手」として駆けつけてくれ、1試合を行うことができた。
 前日の「格上」の大学生相手から「同世代」が対戦相手とあって、女子GEM3(U18)日本代表の「負けじ魂委」に火が点き、闘志満々。これまでの「投手戦」から一転、激しい点の取り合いとなった。千葉経済大学附属高等学校が3回表に女子GEM3(U18)日本代表の守備の乱れにつけ込み、ソツのない攻めで2点を先制。2点を追う女子GEM3(U18)日本代表は5回裏。6番・寺澤夏海のセンター前ヒットから反撃の糸口をつかみ、1番・木下華恋のタイムリー等で2点を返し、すぐさま同点に追いついた。しかし……千葉経済大学附属高等学校がその直後の6回表、すぐに2点を勝ち越して突き放す。女子GEM3(U18)日本代表もその裏、6番・寺澤夏海のタイムリーで1点を返し、1点差に詰め寄ったが……7回表に2点を奪われ、万事休す。今夏の「インターハイ準優勝校」の前にあと一歩及ばず、3-6で敗れた。

【テストマッチ試合結果】
〈10月21日/月〉

第1戦 1 2 3 4 5 6 7 R
女子GEM3(U18) 0 0 0 0 1 0 0 1
東京女子体育大学 0 0 0 2 0 0 0 2
※テストマッチのため、7回裏も攻撃を実施

バッテリー:水本すず(2回)、●澤村真心(2回)、丸山美海(2回)、荒川めい(1回)-福田愛生、西窪千尋

第2戦 1 2 3 4 5 6 7 R
東京女子体育大学 0 0 1 0 0 1 0 2
女子GEM3(U18) 0 0 0 0 0 0 0 0

バッテリー:●鹿野愛音(2回2/3)、石堂紗雪(1回1/3)、東ひかる(2回)、荒川めい(1回)-池上桃花、西窪千尋

〈10月22日/火〉

  1 2 3 4 5 6 7 R
千葉経済大附属高 0 0 2 0 0 2 2 6
女子GEM3(U18) 0 0 0 0 2 1 0 3

バッテリー:水本すず(2回)、丸山美海(1回)、東ひかる(2回)、●澤村真心(1回)、鹿野(1回)-池上桃花、西窪千尋



 合宿最終日(10月23日/水)、「大学ソフトボール界の名門にして強豪」東京女子体育大学、「インターハイ準優勝校」千葉経済大学附属高等学校を相手に「実戦経験」を積んだ女子GEM3(U18)日本代表は、そこで洗い出された「課題」を克服すべく練習に励み、守備のフォーメーションの確立や互いの守備範囲の確認、声掛け等、「日本代表」として一つの「チーム」となるための練習に時間が割かれた。

 女子GEM3(U18)日本代表は、この後、「第8回女子U17アジアカップ」に出場する「女子GEM3(U17)日本代表」のメンバーを主体とし、「直前合宿」(10月29日/火~10月31日/木の3日間、日本体育大学で実施)を行い、合宿終了と同時に、大会開催地である中国・貴州省に出発。「第14回女子U18ワールドカップ」の出場権獲得をめざし、「第8回女子U17アジアカップ」を戦うことになる。

令和元年度 女子GEM3(U18)日本代表 第1次国内強化合宿参加者名簿

選手

No. 守備 氏名 所属
1 投手 東 ひかる 清水ヶ丘高等学校
2 荒川 めい 帝京安積高等学校
3 石堂 紗雪 東海学園高等学校
4 澤村 真心 星城高等学校
5 鹿野 愛音 熊本県立熊本商業高等学校
6 丸山 美海 栃木県大田原女子高等学校
7 水本 すず 長崎市立長崎商業高等学校
8 捕手 池上 桃花 東海学園高等学校
9 西窪 千尋 神村学園高等部
10 福田 愛生 帝京安積高等学校
11 野手 笠原 朱里 千葉経済大学附属高等学校
12 木下 華恋 清水ヶ丘高等学校
13 高橋 舞里 群馬県立高崎商業高等学校
14 瀧川 愛海 徳島県立池田高等学校辻校
15 寺澤 夏海 飛龍高等学校
16 樋口 愛莉 太田市立太田高等学校
17 細野 摩な 三重高等学校
18 眞嶋 花 千葉経済大学附属高等学校
19 ※森岡 真奈 東海学園高等学校
20 矢藤 輝羅菜 神奈川県立厚木商業高等学校
21 吉金 亜希子 済美高等学校
※はケガのため、今回の合宿不参加

スタッフ

No. 役職 氏名 所属
1 ヘッドコーチ 佐藤 洋介 千葉経済大学附属高等学校
2 アシスタントコーチ 藤本 索子 福岡県立三潴高等学校
3 山内 悠平 星城高等学校
4 トレーナー 佐藤 瑠美 (一社)Second.Effort.Fitness
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