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ニュース 女子TOP日本代表

いよいよ開幕!
「WBSC第17回女子ワールドカップ ファイナルステージ」
女子TOP日本代表、いざ、「世界の頂」をめざす戦いへ !!

女子TOP日本代表が ″決戦の地″ で最終調整!

カナダ代表とのテストマッチも実施し、準備を重ねた

今大会の王座奪還だけでなく、「4年後」(LA28)も
見据える宇津木麗華ヘッドコーチ。妥協は一切ない!

レジェンドから「世界の舞台を勝ち抜く術」を学んで…

ライバル・アメリカが大会直前にメンバー変更。
日米対抗で日本打線を抑え込んだ「サウスポー」
ケリー・マックスウェルを急遽イタリアまで呼び寄せた

いよいよ、ワールドカップ ファイナルステージ開幕!
「3大会ぶりの優勝・世界一」にチャレンジする !!

 来る7月15日(月)~20日(土)の6日間、イタリア・カスティオンス ディ ストラーダにおいて「WBSC第17回女子ワールドカップ ファイナルステージ」(※大会サイトはこちら)が開催される。

 このワールドカップ ファイナルステージには、前年のグループステージを突破した6チーム(グループA突破2チーム:アメリカ①、オーストラリア② グループB突破2チーム:プエルトリコ②、オランダ⑧ グループC突破2チーム:日本③、カナダ⑤)にワイルドカード2チーム(イタリア⑥、中国⑰)を加えた合計8チームが出場。女子TOPカテゴリーにおける「世界一の座」を競うこととなる。 ※○数字は世界ランキング

【試合方式】

参加8チームをA・B2つのグループに分け、グループ内でシングルラウンドロビン(1回総当たり)のリーグ戦を実施。リーグ戦の結果に基づき、A・B各グループの上位2チームが2次リーグとなる「スーパーラウンド」に進出(※A・B各グループの3位・4位チームは「順位決定ラウンド」へ回る)。「スーパーラウンド」ではA・B両グループの1位・2位チームがシングルラウンドロビン(1回総当たり)のリーグ戦を実施(※すでに対戦した同グループ内での試合結果は「スーパーラウンド」に持ち越され、「順位決定ラウンド」も同様の試合方式で行う)。「スーパーラウンド」3位・4位のチームは「ブロンズメダルゲーム」(3位決定戦)に進出。「スーパーラウンド」1位・2位のチームは「ワールドチャンピオンシップファイナル」(優勝決定戦)へ進み、「世界一の座」をかけて戦う。

【グループA】

イタリア⑥、カナダ⑤、中国⑰、アメリカ①

【グループB】

オーストラリア⑩、日本③、オランダ⑧、プエルトリコ②
※○数字は世界ランキング

【日本戦スケジュール】

・7月15日(月)
 日本 vs オーストラリア(11時/日本時間:18時)
・7月16日(火)
 日本 vs プエルトリコ(11時/日本時間:18時)
・7月17日(水)
 日本 vs オランダ(11時/日本時間:18時)

【スーパーラウンド】

・7月18日(木)/第1戦
・7月19日(金)/第2戦

・7月20日(土)
 ブロンズメダルゲーム(17時/日本時間:0時)
 ワールドチャンピオンシップファイナル(20時/日本時間:3時)

投打を ″世界基準″ に設定。
″トップレベル″ の舞台を勝ち抜き、
2014年以来3大会ぶりの「王座」へ!

 今大会での「王座奪還」をめざすにあたり、女子TOP日本代表はまず「第1次国内強化合宿」を実施(6月15日~7月2日、群馬県高崎市にて実施。 ※合宿レポートはこちら)。同じくワールドカップ ファイナルステージに出場する中国代表と4試合のテストマッチを行う等「チームの本格強化」を図り、矢継ぎ早に「日米対抗ソフトボール2024」で宿命のライバル・アメリカと3連戦(7月4日、6日、8日、愛知県名古屋市/バンテリンドーム ナゴヤ、静岡県富士宮市/富士山スタジアム、神奈川県横浜市/横浜スタジアムにおいて開催。 ※大会結果の詳細はこちら)。今回アメリカのチーム構成が実質 ″大学選抜″ ではあったものの、女子TOP日本代表が「しっかり3連勝を飾る!」という理想的な展開・形で来る「世界の頂をめざすステージ」へ「大きな弾み」をつけた。

 日米対抗の戦いを終えてまもなくの7月10日 ″決戦の地″ イタリアに向け日本を発った女子TOP日本代表は、長期の合宿・連戦の疲れを感じさせることなく現地で精力的に最終調整。カナダ代表とテストマッチ1試合を実施する(結果は2-1で日本が勝利)等、実戦も組み込み、個々の選手のコンディションやチーム状態を入念に確認。宇津木麗華ヘッドコーチのもと、プレーの意識・投打のスタイルを改めて「国際大会使用」に切り替え、まずは大会初戦(オーストラリア戦)への準備が進められた。

 大会本番前4日間の練習・調整で宇津木麗華ヘッドコーチが何度も繰り返しチームに要求したのは、選手一人ひとりの考えや意識を常に「世界基準」「トップレベル」に設定し、現状に甘んじることなく「進化・向上させていく」ということ。
 特に宇津木麗華ヘッドコーチの専門分野である「打撃指導」については熱が入り、「アメリカ投手陣をはじめとする ″世界一線級のピッチャー″ が投げ込んでくるボールの球威・変化球のキレ(変化量の大きさ)にどのように「対応」すべきか……まずもって各々がもっと考えてもらいたい。打席での立ち方を工夫することはもちろん、狙う球種やコースをより限定していくことが重要で、その狙いが定まったら、次に自らのバットをどの角度で、どう出し、とらえる(アジャストする)か。世界トップレベルの投手相手にただ力いっぱい振って挑んでも……活路を見出すのは難しい。バッテリーの傾向・配球を読み、向かってくるボールを自分のタイミングでしっかりと呼び込むこと。そして身体の開きを我慢しながら、コンパクトなスイングで、逆方向中心に確実に打球を飛ばしていく。ボールとバットの接点を作ることが非常に大切であり、決して力任せではなく、『バットコントロール』に意識を強く働かせてほしい!」と選手たちに「さらに上のレベル」の打撃理論・打撃技術の習得をリクエスト。その宇津木麗華ヘッドコーチの妥協なき姿勢からは、この新生・女子TOP日本代表をまだまだ「成長段階のチーム」と位置づけ、今大会での王座返り咲きは「4年後の集大成」(LA28:2028年ロサンゼルスオリンピックでのオリンピック3連覇)へ向けた「あくまで最初のミッション」であるという胸の内を感じ取ることができた。

 そう、今回のワールドカップ ファイナルステージで2014年以来3大会ぶりとなる「世界一の座」奪還を果たすという目的・目標は確かにハッキリと存在しているが、我々はそこだけをめざしているわけではない。今大会で王者・アメリカをはじめとする世界の強豪と対し、勝つこと、優勝することはもちろん重要なのだが、「このワールドカップで何を得て、どう成長するか!?」も同時に大きなテーマとして掲げておく必要がある。

 女子TOPカテゴリー「世界一を決める舞台」は、いよいよ明日(7月15日)、熱戦の火蓋が切られることとなる!

●文責
女子TOP日本代表チーム
選手団広報/竹﨑 治(日本体育社)

WBSC第17回女子ワールドカップ ファイナルステージ 出場選手名簿


選手

No. UN 守備 氏名 所属 選手情報
1 17 投手 上野 由岐子 ビックカメラ高崎
2 27 後藤 希友 トヨタ自動車
3 1 坂本 実桜 日立
4 2 三輪 さくら シオノギ
5 24 捕手 切石 結女 トヨタ自動車
6 28 炭谷 遥香 ビックカメラ高崎
7 6 内野手 石川 恭子 トヨタ自動車
8 10 川畑 瞳 デンソー
9 3 工藤 環奈 ビックカメラ高崎
10 7 坂本 結愛 戸田中央
11 13 下山 絵理 トヨタ自動車
12 4 須藤 志歩 豊田自動織機
13 15 外野手 唐牛 彩名 日立
14 26 塚本 蛍 ホンダ
15 9 中川 彩音 SGホールディングス
16 23 藤本 麗 ビックカメラ高崎

スタッフ

No. 役職 氏名 所属
1 チームリーダー 宇津木 妙子 日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 宇津木 麗華 ビックカメラ高崎
3 アシスタントコーチ 山田 恵里 筑波大学
4 アシスタントコーチ 山本 優 札幌Futures
5 トレーナー 村上 純一 ジェイワン
6 トレーナー 安部 容子 ティムコーポレーション
7 マネージャー 柳川 直子 ビックカメラ高崎
8 情報 大田 穂 順天堂大学
9 用具 田島 百恵 ミズノ
10 広報 竹﨑 治 日本体育社
11 通訳 田河 眞美 日本ソフトボール協会
12 添乗員 二藤部 佐知子 JTB
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