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女子GEM3(U19)日本代表
「第2次国内強化合宿」を実施!

女子GEM3(U19)日本代表が「第2次国内強化合宿」を実施

合宿前半は日本リーグで「首位」を走るデンソーとテストマッチ

投手陣は日本リーグの強豪を相手に好投を見せたが…

「世界最高の競技レベル」を誇る日本リーグ勢に果敢に挑む!

第2次国内強化合宿を視察と選手たちの激励に訪れた
日ソ協・佐藤至貞理事。日本選手団の「団長」を務める

投手陣が計算できるだけに打線の活躍、得点力のアップが
「世界一」の座、奪還への大きなカギを握る

日本の「お家芸」である小技や機動力で相手を揺さぶれ!!

合宿後半は「日本リーグの覇者」トヨタ自動車の胸を借り、
2試合のテストマッチを実施

3大会ぶりの「王座奪還」と6度目の「世界一」へ……
「チーム一丸」の戦いに期待!

 去る7月3日(水)~6日(土)、「第13回女子U19ワールドカップ」(8月10日/土~17日/土、アメリカ・カリフォルニア州アーバインで開催。大会公式サイトはこちら大会概要・出場選手・スタッフ・大会スケジュールはこちら)に出場する「女子GEM3(U19)日本代表」が「第2次国内強化合宿」を実施した。

 この「第2次国内強化合宿」には、昨年9月5日(水)~7日(金)の3日間、静岡県伊豆市・天城ドームを主会場に実施された選手選考会(選手選考会の詳報はこちら)で選出された17名が参加。2013年以来となる「王座奪還」へ向け、強化に励んだ。

 女子GEM3(U19)日本代表は、昨年12月18日(火)~21日(金)、沖縄県読谷村で実施された「2018 SOFT JAPAN WINTER CAMP in沖縄」(2018 SOFT JAPAN WINTER CAMP in沖縄の詳報はこちら)で選考会終了後、初めて全員が顔を揃え、「チーム」としての歩みをスタートさせた。
 本年4月6日(土)~9日(火)、「第1次国内強化合宿」(第1次国内強化合宿の詳報はこちら)では、「大学ソフトボール界の「名門」にして「強豪」、東京女子体育大、日本体育大、日本女子ソフトボールリーグ1部の日立の胸を借り、「実戦主体」合宿を行い、この「第2次国内強化合宿」を迎えた。

 この「第2次国内強化合宿」では、現在、日本女子ソフトボールリーグで「首位」を走るデンソーと、その日本女子ソフトボールリーグの昨年の「覇者」であり、「連覇」を狙うトヨタ自動車の協力を得て、デンソーの本拠地・愛知県安城市、同じくトヨタ自動車の本拠地・愛知県豊田市において、「第1次国内強化合宿」と同じく「実戦主体」の強化が行われた。

 折からの九州を中心とした記録的な大雨もあり、合宿期間中の天候が心配されたが、チーム関係者の「実りある合宿にしたい!」との強い思いが雨雲を吹き飛ばしたか、合宿最終日に予定されていたトヨタ自動車とのテストマッチが1試合中止となった他は、「奇跡的」な天候の回復と日本リーグ「トップチーム」が誇る恵まれた施設環境、献身的な準備とグラウンド整備もあって、予定されていたスケジュールのほぼすべてを実施することができた。

 デンソー、トヨタ自動車とのテストマッチは1勝4敗。1-2、2-1、1-2、0-5、0-1と、すでに「女子TOP日本代表」でも登板経験のある後藤希友を筆頭に、高校時代にインターハイ、全国高校選抜で「全国制覇」を経験し、「ルーキー」ながらすでに日本リーグでも登板機会を得ている坂本実桜、旧・NTSの時代からGEM1、GEM2、GEM3と世代ごとの「日本代表」に常に名を連ねてきた新宮怜美、旧・GEM2(U15)の対象年齢のときに「一つ上」のカテゴリーであるGEM3(U19)に「飛び級」で選出された「逸材」山下千世が揃う投手陣は失点を最小限に抑え、「クロスゲーム」に持ち込むことはできていたが、打線が思うように機能せず、得点力を欠き、最終的には「世界最高峰」の日本リーグでプレーする百戦錬磨の「強者」たちに押し切られてしまう試合展開が続いた。

 その中でも、佐藤洋介ヘッドコーチを中心に、選手個々の能力・適性を「チーム」としていかに機能させ、戦うか、打順を組み替え、ポジションを動かし、「最強チーム」を編成し、「世界の強豪」を相手に戦うべく、試行錯誤が繰り返されていた。

 また、2008年の北京オリンピック金メダリスト・藤本索子アシスタントコーチは、「世界の舞台」で戦い続けてきた、その豊富な国際経験を基に、特に必ず優勝を争うことになるであろう「宿敵」アメリカを想定した攻め方、守り方を熱心に指導。自ら得意としていたスラップ、セーフティーバント等の仕掛けのポイントや「アメリカンスタイル」のスラップへの対処法等、その「スペシャリスト」だからこそできる貴重なアドバイスに、選手たちも真剣な眼差しを向け、その一言一句を聞き漏らすまいと耳を傾けていた。

 佐藤祐輔アシスタントコーチは、ビデオによる映像の撮影・分析やスピードガンでの計測等、「裏方」の仕事を率先して行い、デンソーの情報収集・戦力分析を担当している教え子・浅石絵梨花アナリストにビデオ撮影時の注意事項やその活用方法についてレクチャーを受ける等、高校時代の「師弟関係」が逆転する場面も見られた。

 また、今回の「日本選手団」の団長を務める(公財)日本ソフトボール協会・佐藤至貞理事も合宿の視察・激励に駆けつけ、いよいよ「大会本番」へ向け、「臨戦態勢」が整えられていた。

 この「第2次国内強化合宿」で「世界最高の競技レベル」を誇る日本リーグの「強豪」を相手に大会本番を想定した「腕試し」を行い、「世界との距離」を計った女子GEM3(U19)日本代表。3大会ぶりとなる「王座奪還」、6度目の「世界一」へ向け、着々と準備が進められている。

 女子GEM3(U19)日本代表は、大会出発直前の8月6日(火)に再び招集。千葉県印西市で「直前合宿」を行い、翌7日(水)、大会へ向けた日本選手団の結団式・壮行会を行い、8月8日(木)、「決戦の地」となるアメリカ・カリフォルニア州アーバインへ出発。「第13回女子ワールドカップ」に臨むことになる。
 今回の大会はWBSC(世界野球ソフトボール連盟)のカテゴリー区分の変更(WBSCのカテゴリー区分の変更についてはこちら)に伴い、「U19/19歳以下」のカテゴリーとしては「最後の大会」(次回からはカテゴリーの上限年齢が「U18/18歳以下」に引き下げられる)となり、「世界選手権」から「ワールドカップ」に大会名称が変更されて行われる「最初の大会」となる。
 「節目の大会」となる今大会で、「無限の可能性」を秘めた若き「日本代表」が「宿敵」アメリカの大会史上「初」となる3連覇を阻み、「世界一」の座を奪還し、6度目の優勝を手にしてくれることを期待したい。

 「第13回女子U19ワールドカップ」は8月10日(土)、アメリカ・カリフォルニア州アーバインで開幕する。

第13回女子U19ワールドカップ 選手団・スタッフ名簿

選手

No. 守備 氏名 所属 選手情報
1 投手 後藤 希友 トヨタ自動車
2 坂本 実桜 日立
3 新宮 怜美 京都西山高等学校
4 山下 千世 浜松市立高等学校
5 捕手 大越 玲那 日立
6 炭谷 遥香 日立
7 野手 今村 あこ デンソー
8 笠原 朱里 千葉経済大学附属高等学校
9 兒玉 彩花 ビックカメラ高崎
10 近藤 佑希 日本体育大学
11 白石 千晴 日本体育大学
12 瀬戸口 梨乃 太陽誘電
13 高橋 まひろ SGホールディングス
14 中川 唯 園田女子学園大学
15 福重 さくら 豊田自動織機
16 舟阪 育枝 日本体育大学
17 山本 星 兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校

スタッフ

No. 役職 氏名 所属 スタッフ情報
1 団長 佐藤 至貞 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 佐藤 洋介 千葉経済大学附属高等学校
3 アシスタントコーチ 藤本 索子 福岡県立三潴高等学校
4 アシスタントコーチ 佐藤 祐輔 目黒日本大学高等学校
5 トレーナー 光本 雅美 SGホールディングス
6 総務 山内 亜美 (公財)日本ソフトボール協会

大会派遣審判員

No. 役 職 氏 名 所属支部
1 国際審判員 笹島 綾花 東京都ソフトボール協会
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