今回の男子ソフトボール 【PICK UP PLAYERS】では
「海外挑戦」を重ね、戦う男たちにスポットを当てる!
現・男子TOP日本代表の森田裕介選手(豊田自動織機)が
カナダ・トロントに渡り、「ISCワールドトーナメント」へ参戦 ‼
そのトーナメントで「いかにして戦ったのか!?」ロングインタビュー
今回、「ニューヨークグレムリンズ」の一員として参戦。
「優勝投手」に輝いたアンドリュー・カークパトリック選手
(ダイワアクト)にもじっくりと話を伺った!
「日本の選手が『海外挑戦』に対して前向きになるのは素晴らしいこと」
と語り、アドバイスを送ってくれたアンドリュー・カークパトリック選手
これまで「ニュージーランド・アメリカ」で「海外挑戦」を重ねてきた
現・男子TOP日本代表の松田光選手(平林金属)にもインタビュー
「オファーを待つのではなく、自ら売り込んでいくぐらいの
『積極性』を!」と、今後「海外挑戦」を希望する選手たちへ
メッセージをいただきました
この夏、カナダ・トロントにおいて開催された「第15回ISCワールドトーナメント」という国際舞台に、「日本の男子ソフトボール選手」が「2度目」の参戦。世界中の錚々たる顔ぶれが揃うビッグイベントに「単身」挑み、戦ったという朗報が入った。
男子ソフトボールで現在「世界の4強」と位置づけられるニュージーランド、オーストラリア、カナダ、アルゼンチンの代表選手らをはじめ、「世界のトッププレーヤー」たちが「自らの腕を磨くべく」集い、しのぎを削るこの舞台。今回そこに果敢に「チャレンジ」したのが……現・男子TOP日本代表の森田裕介選手である(※国内では豊田自動織機(男子東日本リーグ)に所属し、プレーしている)。
今回の男子ソフトボール【PICK UP PLAYERS】では、その森田裕介選手にスポットを当て「単身、いかにして『海外挑戦』を果たしたか? また、今回の挑戦で何を感じ、何を得たか??」等、約30分に及ぶロングインタビューを敢行。
今回の「ISCワールドトーナメント」で見事「優勝投手」に輝いたアンドリュー・カークパトリック選手(※現・オーストラリア代表/ダイワアクト(男子西日本リーグ)に所属)や、過去にそのアンドリュー・カークパトリック選手から「オファー」を受け、「日本人選手としてはじめて」参戦した経験を持つ松田光選手(※現・男子TOP日本代表/平林金属(男子西日本リーグ)に所属)にもじっくりとインタビューを行い、「世界の強者が集う『ISCワールドトーナメント』とはどのような舞台なのか!?」、また「自身が想う『海外挑戦』の意義・醍醐味」について語っていただいた。
今回、はじめて「単身」での「海外挑戦」を果たした森田裕介選手は、「やはり日本代表に選出され、海外のチーム・選手と戦うようになったことが大きなキッカケです。特に世界選手権等の『大舞台』で『強豪国・トッププレーヤー』と対戦を重ねていく中で、いろいろと『刺激』を受けました。以前、松田さんがこの『ISCワールドトーナメント』に参戦されたということも知っていましたし、自分もそういった舞台に『挑戦してみたい!!』と……まず大会の情報収集から動きはじめたのです。今回の『海外挑戦』にあたっては、最終的にドニーさん(※ドニー・ヘイル選手:元・ニュージーランド代表で、世界選手権では3連覇を含む4度の優勝を経験。現在は大阪桃次郎(男子西日本リーグ)に所属し、コーチ兼任として活躍を続けている)に大変お世話になり、約1年間かけて受け入れチームを探してもらいました。実際に受け入れチームが決まってからも、家族(嫁さん)の理解を得たり、会社に休みを申請したり(※今回はすべて有休で行かせてもらいました)いろいろ段階をふんでいかなければならなかったのですが、自分の場合は幸せなことに多くの方が『後押し』してくれて。挑戦して良かったという気持ちと同時に、『感謝』も大きいですね!」と今回の挑戦を終えた率直な想いを述べると、「トーナメントに参戦して、本当に『貴重な経験』を積むことができました。一番戸惑ったというか苦労したのは、国による文化・ルールの違い。特に自分は英語が話せませんので、最初はどうなることかと心配ばかりでしたが……グラウンド内外で自ら積極的に『コミュニケーション』を図っていけば、案外想いは通じるもの(笑)! これも『対応力』といいますか、海外では非常に重要な要素となることを学びましたね。今回のトーナメントでは上位のほうまで勝ち上がることができず、実質長期戦にはなりませんでしたが、技術的な部分においても様々な『日本との違い』を体感することができました。短い期間ではありましたが、この舞台で経験したこと、学んだことを必ずや『次』につなげていきたい!! 松田さんや自分が『情報源』になって『海外挑戦』の重要性を伝え、もっと広めていきたいとも考えていますし、自分たちに続く選手がどんどん出てきてくれることを期待しています」とトーナメントで得た経験や今後への決意・期待をコメント。
アンドリュー・カークパトリック選手は、「日本リーグへの参戦以外に、今回もアメリカ(ニューヨークグレムリンズ)でプレーすることができ、特に今シーズンはこの『ISCワールドトーナメント』をはじめとする世界の『5大会』で『優勝』を飾ることができました。はじめてISCに挑戦したときは弱小チームからのスタートでしたが、『世界のトッププレーヤー』が集うこの厳しいトーナメントで戦い続け、揉まれ続けてきたからこそ……『成長・飛躍』できたし、今の私があると思っています」と現状の活動に加えて、これまでのトーナメント参戦の道のりを語ってくれ、「もちろん、日本にも攻守にセンス溢れる選手、可能性を秘めた選手がたくさんいます。私が過去にオファーした松田光選手、そして今回全日本総合選手権での対戦を通じ、目に留まった小山玲央投手(日本体育大学)のように『世界の舞台でともにプレーしてみたい』と思わせてくれる逸材もいる。そういった中にあって、日本の選手が『海外でも挑戦したい!』とより前向きになってくれていることはとても有意義で、喜ばしいことでしょう。ですが、重要なこととして1つ……このISCに関しては『その挑戦が決して簡単ではない』ということを重々覚悟しておいてもらわなければなりません。国柄、文化、ルールの違い等はさることながら、ISCの場合は試合スケジュールが長期にわたって組まれており、非常に『過密』。当然のことではありますが、『疲れた・痛い・できない』等の弱音は『一切吐けない』のです。そのような厳しい環境に身を投じても、自らをうまくコントロールし、『世界トップレベル』の連戦を最後まで戦い抜けるか否か!? シンプルにいえば、世界に通用する『確かな技術と体力』、『強靭なメンタル』を持ち合わせていることが参戦にあたっての絶対条件になりますね」と今後トーナメントに日本人選手が参戦する際のアドバイスも送ってくれた。
また、松田光選手は今後の「日本人選手の海外挑戦」について、「僕は海外に行って『経験を積むこと』に、決して『損はない』と思っています。自らの腕を磨くため『世界トップレベル』に挑むわけですから……当然『試練』もあるでしょう。でも、たとえうまくいかなかったとしても、その経験が必ず『自分の力』になっていくはずなのです! 僕自身、これまでニュージーランド・アメリカで『海外挑戦』を重ねてきましたが、その挑戦に後悔は一切ありません。むしろ、自分の中では本当に大切な『財産』になっていますよね」とコメント。今後、「海外挑戦」を希望する選手たちへアドバイス・メッセージを求めると、「僕が最も重要だと思っているのは、何をするにも『自分でいかに考え、行動するか』ということです。たとえば……ISCに参戦するような『世界のトッププレーヤー』は、どんどん自分の実力を周囲に売り込んでいく。日本の選手たちも『海外で挑戦したい!』と想うのであれば、オファーを待つのではなく、自分から直接関係者にアポイントメントをとって交渉に行くぐらいの『積極性・行動力』が必要になってくるのではないでしょうか。先にも話ましたが、挑戦することに絶対に損はありません。挑戦した結果が良くても悪くても、それはそれで自分自身の経験値になります。失敗を恐れず『ソフトボールの世界観』を広げ、ぜひ今後も『国際経験を積んだ選手たち』が中心となって日本の男子ソフトボールのレベルを押し上げていってくれることを期待しています」と答えてくれた。
男子ソフトボールにおいても、こうして「世界トップレベル」に魅了され、自らの「腕を磨き続ける」選手たちがいる。
世界には「球速135㎞/h超え」のライズ・ドロップを投げ込むピッチャーがいて、それをいとも簡単に「打ち返す」バッターがいる! 男子ソフトボールの世界はいったいどこまで奥深く、底知れないのか。「世界のトッププレーヤー」たちは、そんな「異次元の領域」で……激戦を繰り広げているのである!!
◎これまでの男子ソフトボール【PICK UP PLAYERS】
◆『日本最速』の右腕と『世界最高』のサウスポー
「岡﨑建斗投手(大阪桃次郎)&アンドリュー・カークパトリック投手(ダイワアクト)を紹介!」は
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◆『一撃必殺』のスラッガー
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◆彼らこそ……『真のソフトボールプレーヤー』
「澤田優生選手(大阪桃次郎)&筒井拓友選手(大阪桃次郎)を紹介!」は
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